聖闘士星矢on my Web

一ファンが作る暇つぶしの聖闘士星矢(勝手に)応援サイト。20年前のセンスで作っています。最新情報だとか有益な情報はありませんが、お暇つぶしにどうぞ。本当に暇をつぶしているのは、自分でございますが。

セイントペガサス


当時とはいえ、これが300円とは。非常にうれしい出来栄えだ。

記念すべきプラモデルシリーズの第1弾。僕も当時は早い段階で買い揃えていた。しかしこのプラモデル、かなりの難易度なのだ。シリーズ第1弾のくせに、その難易度はシリーズ最高峰である。一体何人の小学生が完璧に作りきったのだろうか…。僕が当時作ってたときはどうしてもうまくいかなくて半分べそをかいていたりした。親兄弟に八つ当たりをしながら組み立てていたなぁ。

何がそんなに難しいのかというと、股関節である。太ももの向きがなかなか合わず、人形を立たせることが出来ないのだ。最初はディスプレイ台に無理やり接着して立たせていたが、そうするとクロス、特に翼をつけたときのバランスが悪く、ディスプレイ台をつけてさえ立たせることが出来なくなってしまう。というわけでプラモデルでは最高峰の難易度だろう。せっかくの主役で小学生向きの300円というプラモデルなのに…。

さて、12年経って買いなおせた。少しは器用になってまともに組み立てられるようになったのかと思ったが、そうはうまくいかなかった。やはりまともに立たせることが出来ず、翼をつけると、こけてしまうのだ…。

後、気をつけるほどでもないが、ヘルメットの飾りはきれいにつけておきたいところ。聖衣体系ではヘルメットにつける部分の穴が四角だったので自然と飾りの方向は決められているが、プラモデルでは丸型なので、方向を決めることが出来ない。よほど目標を決めて慎重につけておきたいところ。聖衣体系と同じようにヘルメットのペガサスの後頭部の一番とんがったところと飾りの先端が同じ高さになるようにつけるのがベストだろうか。

専用パーツは腰のパーツだけであり、完成度はまぁ、高い。せっかくここまで難しく組み立てるのだから、完成度は高くしてくれなければくたびれもうけである。しかしその専用パーツの台座の方の部品はランナーパーツについているときは他の部品に比べて浮き上がってしまっているのがなんともおかしい。どうしてもこうせざるを得なかったのだろうか。


台座部分の肌色が目立つのが残念。
自分で塗るのがプラモの楽しみか。

さて、台座状態だが、ちょっと肌色が目立つ。特に首のあたり。しかし聖衣体系に比べたら、幾ばくか見栄えはいいかもしれない。個人的には重量感はないものの、すっきりとまとまっていて好感が持てる。しかし、聖衣体系にあったように台座の足首は動いたりしない。 また、聖衣体系では前足のパーツが非常にとりづらく、苦労したが、プラモデルではそういった心配は何もない。さくさく取れる。

逆に取れすぎて困っているのが肩のパーツである。台座形態では後ろ足の太ももにあたるのだが、意外とよく落ちる。ちょっと動かしただけですぐにパラリ。結構ストレスがたまるものである。また、プラモデルでは人形形態のときに翼をつけるための凹部が、台座では外側を向くのだ。これは不恰好である。聖衣体系は内側なので目立たないように出来ていたのだが…。

その何かと話題の肩のパーツ。実はつくりが結構細かい。右と左とでは人形につけるときの凸部の位置が違う。右肩につけるパーツは大体左隅についているのだが、左肩のパーツは大体真中あたりについている。ということで、台座の後ろ足の太もも部分の凹部も位置がずれている。この辺の細かいつくりは聖衣体系以上の質である。

今でこそ塗装はしたくないが、当時はどうにか塗装しようと苦心していた。種々の塗料で塗るのは失敗したら取り返しがつかないし、さすがに難しいと分かっていた。しかし、塗ってみたい。ということでどうしたかというと、油性ペンを使って塗っていた。今思えばそれの方がよほどの暴挙である。肩や腰の赤いラインの他、台座の黒までも黒いマーカーで塗りつぶしていたので、われながら思い切ったことをしたものだ。